1人が本棚に入れています
本棚に追加
あの日捨ててしまったもの
僕が大切な物を捨ててしまったのは、「地球温暖化」って言葉を聞き慣れてなかったあの夏のこと。
僕はいつも通り近所の林を探検していた。
誰も見つけた事の無い宝物を探すかのように。
よく一緒に遊んでいたのは、近所のA君。
登下校もクラスも同じで、親友と呼べる唯一の存在だった。
彼とはケーブルで接続されてるかのように、言動や行動が同じだった。
だからこそ、毎日の探検先はおのずと決まっていた。
最初のコメントを投稿しよう!