あの日捨ててしまったもの

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だが、ある日何故か探検先が分れてしまった。 お互い頑固という事もあり、どちらも探検先を譲ることは無かった。 結局、個人捜索をする事になった。 木の揺れる音だけがする道をひたすら歩いた。 結局、お宝どころか、何も見つからなかった。 次第に日も沈んでいき、その日は帰る事にした。 身体をしっかり休めることも探検には大切なことだ。 暖かいお湯に体を包まれ、その日の出来事を思いだす。 明日彼に謝り、明日は二人で一緒に探検しようと考えた。
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