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4 次に気が付いたときには、私たちは橋の上に居た。 みんなゲラゲラ笑っていた。 頭の中ではスマホいらない!捨てちゃえ!コールがまだ響いている。 「せーの!」 先輩の掛け声がした時。 手に持っていた四角い物が次々に橋の下の暗い水へと落ちていった。 そこでハッとなった。 今、なにをしたのかしら… 手に持っていたスマホを自ら投げませんでしたか…? スマホ捨てた…?? 一瞬の沈黙の後、 「ぎゃああ~!!!」 私たちの悲痛な叫びが橋の上に響き渡ったのだった。
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