第1章:新しい上司

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課長が頼んでくれた、 初めて聞いた名前のカクテルがすごく美味しい。 「俊哉にはこういうとこ連れてってもらったことないんだ?」 課長は、私のことをちゃんと覚えていて 俊哉とまだ付き合ってること知ってるんだ・・・、と その時初めて知った。 「・・・あ、はい。 お互い仕事が忙しすぎて 社会人になって会える時間も減って、 こんなとこなんて、全然。」 私はチビチビと飲んでいたカクテルを 一気に飲み干した。
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