第1章:新しい上司

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11年ぶりに会った彼氏の兄でもある新しい課長は 記憶にある爽やかさが減り、 一見少し近寄りがたい雰囲気を醸し出していた。 私に気づいているのか気づいていないのか 目が合った時、 驚いたように大きく目を見開いていた。 しかし 特にそのことを話題にすることもなく 上司として部下にするように接してきたので もしかしたら私のことを 覚えていないのかもしれない、と思った。
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