好きと言ったら終わってしまう【コミカライズ】

第３８章：思いもよらぬ言葉

里田がL社で倒れて
救急車で運ばれたとの連絡が部長から届いた時、
俺はドイツのコンサル会社Abenteuerの東京支店で
先方と弁護士を加えての契約書の見直しをしている真っ最中だった。

L社の社員が
里田についていると報告は受けたが
うちの会社からは
皆忙しく誰も診に行くことが出来ないらしく
気が気では無い。

ただ、一言、倒れた・・・だけ伝えられ、
詳細を聞けていなかったこともあり、
俺の悪い癖で、
最悪な事態ばかりを想像してしまう。