第38章:思いもよらぬ言葉

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加藤さんは思い出したように、 「そうだ。 里田さんの倒れた原因、ストレスらしいです。 ・・・お仕事お忙しいんですか?」 と尋ねた。 その時 タイミングが良いのか、悪いのか、 やっとタクシーが現れ、 「ずっと、うちの社員についていていただいたんで。」 と俺は 加藤さんを先に乗車するように言った。 すると 「まぁ、別に好きでついていたので そんな気を使っていただかなくてもいいのですが・・・」 と思いもよらぬ言葉を返され なんと答えたらよいのか分からなかった。
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