第39章:本当馬鹿みたい

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入院した次の日 点滴や、 睡眠をしっかりとれたおかげで すっかり元気になった私は、 退院手続きを済まし病院を出ようとした。 すると、 ロビーで、 長椅子に座る知っている面影を見つけ、 かけよかった。 加藤さんだ。 「昨日はありがとうございました。 どうしました? 何か忘れ物でも?」 「いや、心配になって・・・また来てしまって。 さっき病棟へ行ったら、 退院されると看護師さんに聞いて、 ここで待っていました。」 「え!? そんな、わざわざ。 お仕事は?」 「あ・・・有給取っちゃいました。」 「え!」
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