第39章:本当馬鹿みたい

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「ご迷惑でしたか?」 「あ、いえ。ただびっくりして。 こちらこそ、迷惑ばかり・・・おかけして。」 「おうちまで送らせていただいてもいいですか?」 「え?あ・・・はい。」 そう言うと、加藤さんはタクシー乗り場のほうへ向かおうとしていた。 「あの、私電車で帰ろうと思っていたのですが。」 「え? 迎えに来てよかったです!!! 昨日倒れたんですから、そんなの絶対ダメですよ。 今日はさっさと家に帰って、寝てるくらいじゃないと。」 「・・・そうですか?」 「当たり前です。」
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