第39章:本当馬鹿みたい

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加藤さんは一緒にタクシーを降りて、 マンションの玄関前までわざわざ見送ってくれてた。 「また、連絡します。」 そう言われて、 「はい。」 と答えた。 優しい笑顔。 課長が、忙しい人だと言うことは 一緒に仕事をしていてわかっている。 私があけたぶんの仕事を きっとしているだろうなと言うこともわかっている。 だけど、 目の前にいるのが どうして 課長じゃないのだろう・・・ そう思うと、 急に目頭が熱くなってきた。
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