第3章:可哀想な女

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地下1階にあるしゃぶしゃぶ屋から出て、 大通りに出る。 あとはタクシーを呼ぶだけ。 もう少し課長といたい・・・なんて思っている。 「何寂しそうな顔してるんだよ。」 でも言えない。 「俊哉から連絡きた?」 「いえ。」 「しょうがないなぁ。また慰めてやろうか?」 そんな理由で一緒にいられるなら 私は可哀想な女のままでいよう。 「・・・はい、お願いします。」
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