第4章:ずるい男

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「上がりました」 モコモコのルームウェアを着た里田が 髪の毛をタオルで叩きながら、 照れた顔で近づいてきた。 濡髪や 赤くなったほおが やけに色っぽく見えた。 もう限界。 里田を持ち上げ、ベッドルームへ向かった。 ドアを閉めきった真っ暗闇の中 服を全て剥ぎ取り里田に触れた。 耳や首に口を近づけるたびに あたる毛先が冷たかった。 俺が仕掛ける一つ一つのことに ピクピクと小刻みに震える里田が可愛くて仕方がない。
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