熱。

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九条(くじょう)先生・・・熱あるじゃないですか!」 俺は叫ぶようにそう言ってどうしようと慌てていた。 何か冷やすものを・・・いや、その前に水分補給か身体を温めるか横になってもらうかをしてもらって薬を飲んでもらわないと・・・。 けど、薬の前には何か食べてもらわないといけないから俺は料理をして・・・。 俺の頭の中はぐるぐると回っていた。 けれど、ぐるぐると回るばかりで一向にどうするのか、どうしてもらうのかが決まらなかった。 「・・・平気だよ。そんなに高くないし、もうだいぶ下がったから」 そう教えてくれた九条(くじょう)先生の声は優しかった。 それに俺は少し、冷静さを取り戻すことができた。 「それに・・・これは知恵熱・・・みたいなもんだし・・・」 九条(くじょう)先生の口から出たその『知恵熱』と言う言葉に俺は首を傾げていた。 どうして知恵熱なんて言うものが出たのだろう? と・・・。 そして、もしかして・・・と、思うことがあった。
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