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ー 3次元空間 ー
前澤さん:
『ラオウさん。ラオウさん。大丈夫ですか?帰ってきましたよ。』
ラオウ:
「神は天におらず、我の中にあり。」
前澤さん:
『ラオウさん。何を言ってるんですか?』
ラオウ:
「人間とは宇宙とは霊とは神とは、全てこのラオウの中にいる。今よりこのラオウ、剛を捨て力を捨て、全たる存在へとなる。」
前澤さん:
『やっぱり人間変わっちゃいましたね。本当にいいんですか?学校荒れちゃいますよ。以前のラオウさんに戻った方がいいですよ。』
ラオウ:
「俺に後退はない!あるのは前進勝利のみ!」
前澤さん:
『...。』
ラオウは、別次元から個としての自らを知り、宇宙の理を知り、全たる存在になることを決意しました。
そして、今まで絶対的であり圧倒的であった裏番長としての統率力を失うことになったのです。
ー 学校(個人的無意識)ー
リュウガ:
『腐った枝は大木をもゆるがす!今すぐにその枝全て刈り取ってくれよう!』
サウザー:
『退かぬ!媚びぬ!省みぬ!』
リュウガ:
『ここには大木が必要なのだ。強大な力を持った支配という名の大木がな。ラオウ様以外には務まらぬ。』
サウザー:
『俺は帝王!きさまらとは全てが違う!我が拳にあるのは制圧前進のみ!』
ジャギ:
『リュウガ、サウザー、おれの名を言ってみろぉ!!』
サウザー:
『ジャギよ。俺はアリの反逆さえ許さぬ!』
ジャギ:
『ア...アリ...。』
ラオウ不在により学校内は荒れ放題。
生徒たち(感情)が暴れ回り、暴走を繰り返すのです。
ラオウにより恐怖の統治をされていた学校は、無法地帯と化したのです。
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