最終話 やくそく

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最終話 やくそく

「あ! 花火だ! ねっ、黒炎君すごく綺麗っ!」 空には、大輪の花火が夜空を綺麗に彩る 「黒炎君?」 私は、一向に花火を見ようとしない黒炎君を不思議に思い、彼の顔を見た 「朱里。来年も一緒に夏祭りに来ような。 いや、来年だけじゃない。再来年もそのまた次の年も」 「黒炎く・・・んっ」 最後まで名前を言う前に口を塞がれてしまった これは所謂、キスというもの 「・・・朱里、好きだ」 「黒炎君・・・。私も、黒炎君のことが好き」 改めていうと、互いに照れてしまうのがお決まり もうすぐ夏休みが終わる 今年の夏休みに、いい思い出が出来て良かった 今日は、本当に楽しいデートだったなぁ 来年の夏祭りも、再来年の夏祭りも一緒に来るって約束を交わした私たち これから先も、いろんな思い出を二人で作っていこうね 大好きだよ、黒炎君! ~END~
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