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このようにして、私に更なる不幸がやってきて、私の浪人生活は始まった。
一昨年。2度目の受験の日。
天気予報は曇り。雪は無い。
寝不足が続いているが、体調は悪くない。
そして今度は受験票を忘れない。同じ過ちはしない。もう二度と。
強い気持ちで迎えた受験当日。朝起きると、なんだか静かな居間。
ばあちゃんはまだ寝ている?
布団の中のばあちゃん。ばあちゃん?
返事がない。
触ってみた。
冷たい。
いかん。救急車。
やってきた救急車は、ばあちゃんと私を乗せて、静かに走り出した。サイレンを鳴らすことなく。
ばあちゃんは亡くなった。
そして、私は一人になった。
ああ神よ、と私は思った。
どうか私を救いたまえ。
どうか。
不幸から、私を救いたまえ。
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