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目が覚めると目の前には、どこまでも続く花畑が広がっていた。
花畑の向こうには大きな川。
花畑に川、聞いたことがあるぞ。
三途の川ってやつか。
この川の向こう岸に渡ってしまうと、あの世へ行ってしまう。
川を渡ろうとすると、家族や友人の呼ぶ声が聞こえ、この世へ戻ってこれるとか。
わしの妻はもうずっと前に亡くなっているが、わしには大事に育ててきた息子が二人に、娘が一人居る。
その誰かが、わしをこの世へ呼び戻してくれるに違いない。
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