6.絶望

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その後、秋葉とは付き合う前、いや、むしろ出会う前よりもひどい関係になってしまった。 以前は朝、同じエレベーターに乗り、こちらに気付けば微笑んでくれた。 付き合う前ですら、廊下ですれ違った時にはぺこりと挨拶を返してくれた。 それが今では・・・ おそらく、あまり考えたくはないが、 顔を合わすことすら避けられている。 遠くに秋葉を見つけても、すれ違う前にどこかにいってしまう。 あんなに、心を許してくれたのに。 毎日が灰色になったようだった。
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