トナリ

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少しして、僕は麻帆に犬の話をした。 「え?あの拾った犬を飼ってるの?」 って僕に聞いたろ? その時の麻帆の視線はいつもと違ってた。 「雨の日に犬を捨てる人なんてサイテーだね。絶対私が罰を与えてやるんだから」 って麻帆は怒ったけれど。 「偶然とはいえ、こんな優しい飼い主さんに会えて良かったかもね。」 って言ってくれたときは嬉しかった。 それから数日後犬を散歩させてた時に偶然出会ったけれど、麻帆は「拾った」犬をすごく可愛がってくれた。 それから犬の散歩に付き合ってくれるようになって。 帰り際に麻帆に告白された。 もちろん、答えはOK以外になかった。
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