OUTSIDE 2

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ガチャリ 玄関が開いた。 彼が帰ってきた。 「おかえり」 「…ただいま」 なんだか、いつもよりちょっと機嫌が悪い? 仕事で何かあったのかな? ひとまず、様子を伺う。 視線があちこちに移動する。 どうやら、部屋の様子を見ているらしい。 やっぱり、散らかってて気になるよね。 こちらから切り出してみた。 「ゴメン、散らかってて。ちょっと気分悪すぎて、ほとんど動けな…」 バンッ!!!! 私の言葉を遮るように、テーブルを叩いた。 いつになく怖くて、ビックリしてドキドキしてる。 次に口を開いたのは、彼だった。 「俺さ…」
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