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「モモ、可愛い」
そう言って、鏑木先生は私の頬にちゅっとキスをした。
「ひゃっ、えっ、なななな、なに」
「もっとしていい？」
先生はすごく嬉しそうに笑って、私にとっては死刑宣告に近いことを述べた。
「ダ、ダメ！！」
「えぇぇぇ」
しょぼんと眉を下げられて、口を尖らせて……可愛いのは、どっちだ！
「こら、郁！ 萌々子ちゃんに突然、なんてことをするんだ」
「突然じゃなかったらいい？ モモ？」
「突然じゃなくても、ダメです！ どうして、キキキスなんて……！」
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