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新入社員の頃の俺に言っても信じられないだろうけれど、あの公園の子どもは、いつからか知らないけれど俺を好きなる。
あれだけはっきりと普通の告白をされたら、俺だって誤解のしようがない。ちょっと愛情表現が普通じゃない気がするけれど……でも、下田代だって普通のまだ若い男だ。
「キスしろって言ってんだよ」
下田代がなかなか動かないので、俺は仕方なく言った。照れ隠しまぎれに、怒ったような声で。
下田代の手が、俺の頬に、耳に触れる。赤い、と彼は小さく言う。いちいちそんなことは言わなくたっていい。自分の顔が熱いことくらいわかる。顔だけじゃない。全身が熱い。
「ん……っ、あ」
深く唇が合わさる。口の中は縛られていないから、俺も舌を絡ませることができる。ぎしと縄が軋む。舌の他に、俺には動かせるところがない。だから熱心に、下田代の舌を吸った。
「あ…っ、んっ、や」
下田代の片手は俺の胸を撫で、もう片方の手は下半身に伸びる。この間玩具を入れられたところに、指が入ってくる。
「力、抜いて下さい」
下田代はいつの間にかローションを手にしていて、その濡れた指が、中に入ってきた。
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