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「だって気持ちいんすもん、古津さんの中」
下田代は焦らすことなく、深いところまで挿入したものを揺さぶり、軽く引き抜いてはまた突き上げる動きを繰り返す。挿入したそばから容赦がなかった。
もっとゆっくりしてほしい。文句を言いたいのに、俺の口からはまともな言葉が出てこない。開いたままの口から唾液がこぼれる。揺さぶられ、角度が変わるたび、内壁を擦られる感覚に目眩がする。
「う…っ、あ、あ…っ、や」
「すげぇ、気持ちいい」
俺の背中を軽く撫でて、下田代は言った。こんなこと、今まで経験したことはない。するとも思っていなかった。
じわじわと挿入されたものが引き抜かれていく動きに、全身が震えた。
「ああ……っ」
息を飲んだ次の瞬間には、一番奥にまで突き上げられた。びりびりと強すぎるほどの快感が全身に走る。
自分の体が、彼を受け入れているという事実が信じられない。涙で視界が歪む。
「イけそうすか? 古津さん」
「や、もう……っ、あ」
俺は唾液でシーツをべとべとにしている状態で、何もうまく答えられない。ぐいと肩を引かれ、振り向かされた。
「気持ち良さそうすね」
「ちが……っ」
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