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舌と胸と奥と、三カ所を同時に刺激される。体の中でせき止められた快感は、ぐるぐると回って苦しいくらいだった。
「ここにこう、針を通したら気持ちいいすよ」
下田代はしつこく胸の先をいじってくる。そうされると、奥深くに挿入された下田代のものを締め付けてしまい、より彼のものが大きく感じられる。
「や……っ、め」
「ああでも、後ろだけでイくようになってもらうのが先かな」
何を言われているのかもうよくわからなかった。
彼のものに絡み付こうとする内壁を、容赦なく穿たれる。擦り上げられ、弱いところを刺激される。
それからは何を口走ったのかほとんど覚えていない。気持ちいいとか、もっととか、下田代の促すままに俺は繰り返しただけだったからだ。
恥ずかしい言葉を口にするほど、体は熱くなって気持ちよさは高まった。俺は縛られ、男に挿入されて「気持ちいい」と喘いでいる。そう自覚するとぼろぼろ涙がこぼれて、でも後悔はなかった。そんな風に考えるだけの余裕もなかった。
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