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腰を掴まれ、時に浅く、時に深くまで突き上げられるとそのたびに今まで感じたことのないほどの快感が走って、俺はただシーツに顔をこすりつけ、喘ぐしかなかった。
下田代はやたら俺の体の状態を克明に告げてくる。顔が赤いとか、勃っているとか、中がひくひくしてるとか、イったとか。
「や、――っ」
びくんと体を震わせ、下田代のものを食い絞めるようにして、俺は達していた。涙や唾液で顔はぐちゃぐちゃで、縄で縛られた体はあちこちが痛かった。でも、今までのどんなセックスでも、こんな快感を覚えたことはなかった。
「俺もイっていいすか?」
なぜ俺に聞くのだろう。朦朧とした意識のまま、俺は頷く。達したばかりの体をこねまわすように突き上げられて、悲鳴のような声が漏れた。
乱暴なほど強く深く貫いたあと、俺の奥で下田代がイくのがわかった。奥がじわりと熱いもので濡らされる。
「お前、ゴム……」
下田代のものが引き抜かれたとき、俺の中から吐き出された精が溢れるのがわかった。
「大丈夫すよ、後始末もしてあげます」
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