蔑視 180914

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蔑視 180914

テシネ村長(フィリピン ルソン島パンガシナン州パカソ村村長。73歳男。ボリナオ語で):  私がこの村の村長です。ようこそいらっしゃいました。最近は取材が多くてうれしいです。ささ、どうぞどうぞ。村の中へ。私の家にも昨年から電気が来て、テレビも入りました。村の若い衆はタガログ語も教わって、工事現場に働きに出ています。ささ、どうぞ。 アンディ(通訳。ボリナオ語→タガログ語。アルバイト。本業客引き。23歳男。タガログ語で):  わしが村長じゃ。テレビ取材? よくわからんが、どっから来た? 他の島? こんなことは初めてじゃ。神の使いかもわからん。まあ寄ってけや。 スマラト・ピムー(通訳。タガログ語→日本語。フィリピン国営放送主任通訳者。45歳女。日本語で):  私が村長です。今日はテレビの取材ですか。どの町からいらっしゃいましたか。私は他の島から来るお客様をお迎えするのが初めてです。これは神様の働きによるものではないかと考えています。歓迎いたします。どうぞお入りください。
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