本編

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この日は雪が降っていた。 あぁ、こんな日は家でこたつに入ってアイスを食べたい。 そんなことを思いながら、自動販売機でコーンポタージュを買った。 コーンポタージュは美味しいが、最後のひと粒を残してしまうのが難点だ。 だけど、そのひと粒までちゃんと飲み干せた時何となく嬉しく感じてしまう。 そんなコーンポタージュを飲みながら公園の前を通り過ぎる。 この公園は近所では不吉な公園として誰も近づこうとしない。 まるで俺と同じだ。 誰も興味を持たず、誰も見てくれない。 居なくても、誰からもなんとも思われない俺と。 コーンポタージュを飲み干してしまった。 ちょうどいい。その不吉な公園のゴミ箱に入れておくか。 俺は、足を踏み入れた。
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