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ふらつきながらも、上野駅近くのカプセルホテルに向かう。電車に乗りながら、福島のお嬢のことを思い出す。五月末だっただろうか。そういえば、あのあと鬱みたいになって、2週間ぐらいなんにもやる気出なかったんだっけ。お嬢と鬱に因果関係があるかはわからないが、今回はそうならないっぽい、のかな?なんて考えてたら、今日泊まるカプセルホテルに到着。
が、いきなり足止めを食ってしまった。ホテル側の手違いで、スズキヨウスケさんが私名義でチェックインしてしまったらしい。「珍しいこともあるんですね」なんて、感想にも皮肉にもならない鼻くそみたいな会話をして、スズキヨウスケさんを困らせてしまった。「惜しいですね。世界は狭いっていうには」なんて言えばよかったのかしら。
自分は、中途半端な知り合いより知らない人との会話のほうが得意だなんてなんとなく思っていたけど、やっぱりどちらにしても苦手だ。相手にコミュニケーションしてみたいというやる気とそれをカバーするだけの技術がないと、へたくそなこちらがただから回るだけになる。口下手はたぶん、人を問わない。問題は、自分の口下手を気にしないといけない相手かどうかなのだろう。
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