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「知った顔がいたら教えなさいね。向こうが何もしなければ、こちらから攻撃はしないわ」
Ayaは、すっかり爽やかになっている。
「それで……。何をする気なの?」
息も途切れ途切れに、女は顔を上げた。
「あなた以外のメンバーを覚えたいのよ。何て、信じてくださるかしら」
Ayaは時々、お茶目に笑いながら怖い顔をする。
Kouや凛はその頃、中庭の大きな窓から滝うつ雨と時計を見ては、Ayaを案じていた。
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