このキャラクター小説の主役は動物です

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1コマ目 一般的なキャラクター小説を生み出す上に当たり大切なことは、一般的な考え方で成り立つ、一般的なキャラクター小説の考え方では、キャラクターとは基本的に将来のアニメ化を見据えた人物型のキャラクターではなくてはならない。そのような考え方が、基本的な考え方だと密かに思っている。 2コマ目 即ち、一般的なキャラクター小説の考え方として、間違いなく動物型のキャラクターは必要とされていないどころか需要もないと見られている。 3コマ目 それは間違いなくその通りなのだが、本当にそうなのか? 4コマ目 試してみよう。 5コマ目 キャラクターとは本来は動物型のキャラクターを中心とした架空存在の総称だが、双葉社さんが求めているキャラクター小説に登場するキャラクターは、人物型の商業向きエッセンスの強いそのようなキャラクターだとは思うが、ここは一つ双葉社さんの希望は無視して、このような作品を生み出そうと思う。 6コマ目 そもそもキャラクター小説とはキャラクターが登場する小説であるという認識はあまり持たない方がいいように思う。 7コマ目 作者である自分は間違いなくそう思っている。 8コマ目 なぜなら、キャラクター小説と呼ばれるそれはキャラクター中心の小説であるというよりも、大抵の場合が世界観中心の物語だからだ。 9コマ目 今日のライトノベルの考え方として、基本的にキャラクターをメインに物語を生み出しているというよりも、世界観がまず中心にあって、そのついでにキャラクターが存在するというのが、今日の基本的なライトノベルの考え方だ。 10コマ目 今日のライトノベルの考え方として、キャラクター小説という考え方がどの程度の認知で成り立っているかは分からないが、もしもこのキャラクター小説という考え方そのものが、そんなに“ラノベ”ぽくないライトノベルの中で、多少は文学性を感じさせるライトノベルを、もしも仮に“キャラクター小説”と呼んでいるのだとすれば、それはかなりキャラクター小説と本来、呼ぶべき小説の在り方を正しく認識していないと思う。
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