助けてくれた人は…

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そして次の日、いつもよりも一時間早く目が覚めてしまった。 せっかく早く起きれたから昨日の落とし物の財布を早く届けてあげようと思い、朝ご飯を食べて身支度をしていると、叔母さんが「こんな早くにどうしたの?」と聞いてきたので友達と約束していることにして、家を出た。 まだ時間も早いし、ここから歩いたら三十分位かな。 私は家を出て免許証に書いてある白金さんの家を目指して歩き出した。 白金さんの家は12階建ての立派なマンションだった。 ここは確か最近出来たばっかりのはず、設備も整ってて庶民には簡単に手の届かない額らしいって聞いたことがある。 こんなとこに住めるなんて白金さんの家ってお金持ちなんだなぁ。 って感心してる場合じゃないよ! 早く届けなきゃ、きっと困ってる。 私は免許証に書いてある部屋まで届けに行くため、高級マンションの自動ドアをくぐった。 入ってすぐ目に入ったのは、正面にあるオートロック式のボタンだった、右側には集合ポストがあって、反対の左側には管理人室がある。 管理人さんがいるなら管理人さんに預けて渡して貰おうかな、その方がいいかもしれない。
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