FIRST STORY 日常崩壊‐MUSIN‐

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FIRST STORY 日常崩壊‐MUSIN‐

平和な日常が崩壊するまで残り5分。 「…。」 いつもよく聞く電車のレールの音がする。 電車の中はまだ通勤・通学時間帯ということもあってか比較的混んでいる。 しかし、私は今注意するべきか悩んでいた。 私の名前は金剛未來花(あすか)、私の先祖は奈良時代の坊さんが最初の先祖らしく三代前までお坊さん一家だったのだが、三代前で理由は分からないが終わったという。 「う~ん、これ言ったらダーク大瑠出ちゃうかな~。う~ん、…。よし言おう!」 そう考え、私の中で何かが吹っ切れた。 「ねぇ、大瑠ちゃん、今日はなんなのそのミニ枕みたいな装置。」 「…眠たいから。」 「答えになってない。」 この子は私の妹で金剛大瑠。私のひとつ下の学年に通っている。 「電車の中ならいつでも寝れる装置。」 「あんたねぇ~、いつも学年10位以内に入るからっていつも怠けないでよ。」 「社会は結果主義。学校だって全てはテストな結果主義だから結果を出せばあとは自由。こうして寝てるのも自由。」 「あんたねぇ~、それで今若干学校遅刻してるんでしょーが!遅刻してたら世話ないわ!」 「五月蠅い、黙ってて。」 「あんたねぇ~!!」 と怒り始めた途端、 パァー、キィィィィン。 と電車の最後尾に乗っていたいた私たちも驚くほどの大きな警笛が鳴り響いた。 「な、何!この甲高い大きな警笛の音は!」 このときはもう忍び寄る悪に気づかなかった。 「って大瑠ちゃん?」 って寝てるし、この人。 第一話どうでしたか?第二話から本格的にグロいです。第二話もお楽しみに! ひと言コーナー 週刊少年マガジンのギャンブラーズパレードがハイクオリティに面白い。
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