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月曜日(2)
自宅のマンションに戻ると半袖のTシャツとジャージに着替えた。一頃の暑さに比べればかなりマシになったが、まだまだ気温は高かった。僕はひとまずベッドに横になって、山城のパンツを脳裏に焼き付けるように思い起こした。きっと下品な顔をしていたに違いない。
スマホで漫画を読んでいる内に日が暮れ、両親と三人で会話の少ない夕食を済ませ、ゲームをしたり、ネットを見たりするうちに夜も更けた。いつものことだ。
時計が十時を過ぎる頃、出すものを出してから風呂に入り、歯を磨き、速やかに寝床に入った。本当のお楽しみはこれからだ。
明かりを消して横になった僕は、瞳を閉じ、山城の横顔とパンツを思い浮かべ、静かに彼女を招いた。
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