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「……『無意味』かどうかは、のちのちお前に突きつけてやるッ!! 今はこの『力勝負』に全てをかけて、お前らの侵略とやらが陳腐で矮小で、えーと、しょうもないものってことを存分に分からせてやるぞッ!!」
少し淀みはあった腹からの叫びは、いつかの、はじめて変身した時のことを思い出させてくれた。「将棋」からハブられた僕が、「将棋」から省かれた「能力」を使って、「将棋」を否定する輩を討つ。
……つまりはそういう事だ。
「『ハブラレックパワー』全開ッ!!」
僕の中に、またも新たな「オマジュネイション」の閃光が沸き起こる。
「『煩悩合体』っ、『百八×ダイ×数珠ツナギ×ショウギ×|百足(ムカデ)×オー』ぉぉぉぉぉぉっ!!」
僕の叫びに呼応して、遥か遠くのあちこちから、色とりどりの影が飛来してくる。
「!!」
それらは現在の「本将棋」からはオミットされた駒たちの姿。
蛇、蠍、狼、熊などの表現しやすい動物の姿をしているものから、「奔瓦」「大旗」「右車」など、うまく表現しづらい姿のものたちも、空中を謎の力で全力推進してくるわけで。
はみ出し者の、底辺の底力を……今、見せてやるっ!!
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