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色とりどり過ぎて、もう白色の奔流のような目に来る「光」を四方八方に放ちながら、「ダイ×ショウギ×オー」と、その他諸々との「合体」が始まる。
全身を使って「紫の災厄の玉」を空中で押し留めているロボの背中に、まず「太子」とそのボディに刻まれた人型の小型ロボが後ろからひしと抱きつくようにして密着する。
その後ろに「仲人」、その後ろに「車兵」……と、次々に電車ごっこのように、トコロテンのように……直列に並んでいくロボたち。よし、イマジネイション通り!
引き連れろっ!! 煩悩の数だけっ!!
ロボと直結した僕の体に、形容できないほどの凄まじい力が沸き起こってくるのを感じる。いける……っ!! これならいける……っ!!
「……ッッ最低だっ!! ッ最低の合体だぁぁぁぁぁあッ!!」
斜め後ろでミロカさんが怖気を振るうかのように叫び、僕の後頭部に結構重いかかと落としの雨を降らせてくるが、
……やめるわけにはいかない……っ!!
ごいんごいん上下に揺さぶられる視界の中、僕は目の前に映る「怨嗟の紫玉」に焦点を何とか合わせる。
……食らわせろっ!!
「『直列百八式覇道級=天海地不動壊』ッ!!」
技名もこの上なく決まり、僕の(ロボの)両手が真っ赤に燃える。外圧を、プレッシャーを跳ね返す、心の力、子供の頃に夢見た、ヒーローが導いてくれた、「正義」の力、それこそが、「オマジュネイション」……(多分)
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