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「『5三反車成』ぃぃぃぃぃっ!!」
フウカさんの妖艶さを含んだ声が響くや否や、そのしなやかな体躯は四つん這いの姿勢のまま、猫科の何かのように音も無く、激しく前方へと疾駆する。
「!!」
突進の勢いで、眼前の「黒将棋駒」-「歩」に体当たりをかますと、そのまま宙空で後方に身体を捻りながら回転して着地するフウカさん。
その体全体が黒く輝いたかと思うや否や、いくつかの黒い金属質のパーツが周囲の何も無かった空間から突如現れ、その流線形の蠱惑的なボディに張り付いていく。
下半身全体を黒く染め、そして胴の部分にも巻き付くようにして黒いパーツは固定されると、最後に、きゅっとそのウエストの上あたりを締め付けるかのように収縮して、その上に乗っていた弩級の双球を、何故か左右時間差で弾ませつつ強調させる。ぬおッ、おさまれ僕の脈動ッ。
「『グリーン鯨鯢』っ!!」
その収縮刺激に、あん、と少し鼻にかかった声を上げてから、ざっ、とキメのポーズを取るフウカさん。その全身から、光り輝く緑のオーラが爆散する。
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