16章 君のために

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・ まったくワケわかんねー… そう思いながら俺は晶さんにメールを打った。旅行の行き先変更に加え、身内の叔父様が彼女同伴で旅行に参加。そのむねを伝えると ⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒ 旅費出してくれるならラッキーじゃん! 北海道なら美味しいもの沢山あるしヾ(・ε・。) 夏希ちゃんとならどこでもいいよヾ(≧∇≦) ⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒ 「………」 旨いもの食えるならどこでもいいのか── 俺と居れればどこでもいいのか── 晶さんの気持ちは前者が強い気がする・・・ 返ってきたメールを確認して閉じると俺は午後から入っている撮影の為にテレビ局に向かった。 場所が変更になっただけで旅行できることに変わりはない。一瞬、チンピラの暴力的横暴な発言に焦ったけど万事オッケ! 社長がいればマスコミも抑えが効くしかえって得策。 北海道にいったら露天風呂と浴衣エッチが待ってるわけで頭の中はそのシュミレーションで一杯だ。 俺は想像を膨らませながら軽い足取りでスタジオに入り撮影に挑んだ。
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