第3章 生徒会

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サタンとの話し合いが終わり、サタンは白塚光世へと戻った。俺は彼におおまかな事情を説明した。 「そんなわけで、どうも生徒会に入ることが決まったらしい。」 「はーん。まあ別に俺はいいけどな。」 「お前はもうちょっと抵抗することを覚えてもいい気がするけどな。」 「それより誠と一緒に生徒会か。楽しくなりそうだな。」 「俺は憂鬱だよ。俺の体質知ってるだろ。」 「ああ、あがり症なんだっけ誠。長身でイケメンなのにもったいないねぇ。」 「関係ないよ。クラスじゃあ、ほとんど何も話さないから、近寄りがたいって言われてるらしいし。」 「へー、そんなこと言われてんだ。なんなら俺がそんなことないぞって言ってやろうか。」 「いいよ、余計ややこしくなりそうだ。それに俺は一人の時間が結構気に入ってるんだ。」 「ふーん。やっぱ変わってんな誠。」 そう言うと彼は微笑んだ。確かに俺は変わっていると思うが、光世も大概である。 「誠はサタン見たんだろ。元気そうだったか。」 (そうだった。光世は最初の契約の時以外サタンと触れ合うことができないんだ。) 「なんていうか、王様らしくないなって思った。」 「だよな、俺もそう思った。」 「でも不思議だとは思わなかった。」 「ん、それってどういう意味。」 彼がそう言った瞬間、チャイムが鳴った。「この話はまた今度。次体育だろ、急がないと。」 「うわ、やべ。何もしてない。」 俺達はすぐに体操着に着替えて、小走りで教室から出た。
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