第2章 サタン遭遇

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「お前誰だ。誠じゃないな。」 (さすがはこうせいだ。そう、そいつは俺じゃない。そいつは多分・・・) 「俺の名はベルゼブブ。分け合って、誠の体に居候させてもらってる悪魔だ。誠にも言ってなかったが、俺ら悪魔は強制的に契約者の体を乗っ取って、自由に動かせることができる。」 (はあー。そんな大事なこともっと早く言えよ。) 「ただし、30分だけだ。時間がない。要件だけ言おう。さっきサタンと会ったと言っていたな。それは本当か。」 「・・・」 「なんか言ったらどうだ。」 その時、俺はとんでもない物を見た。なんと、こうせいの頭から、2つの角が生えてきたのだ。 (おいブブ。こうせいに何をした。) (何もしていない。それより喜べ誠。いきなり当たりくじを引いたようだ。) ブブはそういうが早いか、こうせいの角が完全にできった。そして、光世は言った。 「久しいぶりだね。我が右腕、ベルゼブブ。」 「面倒なことさせんな。サタン。」
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