発症

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そして、診察台の上で横になり、大きく深呼吸した時、疲れたか、と聞かれたが、応えることはできなかった。 実際に反応確認では疲れた。 体の疲れよりも、精神(脳)の疲れが大きかった。 一通りの診察を受けた後降された診断は、体のストレス反応だった。 誰もがなりえる病気で、長期休養を必要とする病気。 検査もしっかり受けた上での診断。 所見も一時間くらいかかって降された。 こうして、「身体表現性障害」と診断された。
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