見目は果報の基

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そのあとの会話の中で悟られないように探りを入れてみると……そのイケメン男性は大学生で私の彼氏であること、私は高校に通いながら女優の仕事をしているということが分かった。 なんでこんなことになっちゃったのかは分からないけれど、私はこの状況の中で上手くやって行くしかないようだ。 でも、けっして悪い話ではない。 むしろ、こんなに素敵なイケメンの彼氏ができて嬉しいし、子供の頃から憧れだった芸能活動までしているなんて考えただけでワクワクした。 やっぱり、容姿が美しいと何でも自分の思い通りになっちゃうんだなぁ……美人は得だ。 あらためて、そう実感し、幸せを噛み締めた。
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