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-女性-
あの不思議な出来事から数日がたった。その後は特に怪しい人物に襲われる事もなく、いつも通りの忙しい日常だった。
そんな仕事も一段落、今日はお酒を久々に飲んだ。
あの日の事もあり今日は宅飲みをしながら溜め込んでいた録画ビデオを観ていると、いつの間にか寝落ちしてしまった。
目が覚めるとあの日と同じく頭が酷く痛んだ。
昨日は特に多く飲んだわけでは無いのに二日酔いになるはずが、そう思っているとあの日の事がいきなりフラッシュバックされた。
あの日私はお酒など飲んでいなかった。
-男性-
あれから数日後、私はまたあの部屋に戻って来ていた。
当たり前だ、ここが私の部屋なのだから。
あの日の出来事は全てこの薬のお陰なのだから。私はシンクに置かれた一つの薬に感謝し眠りについた。
次の日チャイムの音に私は起こされた。
目の前に広がるよく知る天井と家具、この光景を忘れぬよう誓いチャイムの主の元へと歩きだした。
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