ある女性視点

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 私は知らない人が呼び掛ける声で目を覚ました。  目を開けるとよく知る天井が広がっていたが、家具は全て知らない物であることから、きっと同じアパートの住人の部屋なのだろうと思った。  私は酒癖が悪くよく見知らぬ人についていってしまうほどだ。その証拠に頭が酷く痛む。二日酔いだろう。  取り敢えずお礼を言おうと思いこの人が誰かを訪ねた。  すると不思議な事にこの男性もここが何処だか解らない様子だった。  てっきりこの男性の部屋だと思っていた私は突然不安に駆られた。  この状況で考えられるのは誘拐しかない。幸いここの家主はいないようなので部屋を散策し犯人の手掛かりを探し早めに出ることにした。  部屋を出るとき変な薬を目にし一応手掛かりになるかもしれないと思い写真を撮り部屋を後にした。
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