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身体の火照りがなかなか取れない航汰の背を、華が何度も撫でてくれている。結局我を忘れて快感に流されてしまったのは航汰だけのような気がして、ちょっと悔しい。
「……次は、痛いくらいの方がいい」
華の肩口に額を押し当てて呟くと、手を止めた華がコツ、と航汰の頭に額をぶつけてきた。
「頼むから、あんまり煽らないでくれ……」
華の理性を揺るがしている自覚のない航汰は、暫くの間、華に与えられた快楽の余韻に浸り続けたのだった。
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