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馨を・・・いや、どちらかと言うと彼の身体を ハードな仕事をするには身体が資本 それには栄養バランスの取れた物を食べなければ、競争社会のTIYでは生きていけない 逃げた私が言うのも何だけど 「別に・・・いつ来ても良いよ。私は12時に寝るからそれまでだったら」 不意にでた言葉 「ホント?」 すっごく喜んでいる馨の表情が子犬のように見える 「大したものは用意できないけど。今日みたいなので良ければ」 仕事という戦場を逃げた私には同期で頑張っている馨を応援したいという気持ちが無いわけではない むしろ応援してあげたい あの場所で勝ち組として君臨するのなら それだけでも尊敬できる その時の私は馨の言葉に流されてしまい、○○ポの事をすっかり抜け落ちていたのは言うまでもない
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