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集中していたから時間の経過なんて全く気にならなかった
そして馨の存在も
すっかり忘れていた
為替の動きも落ち着き時間を確認すると
あらっ、日付変更線を跨いでいる
ーーーということは、馨は黙って帰った?
ってことになる
椅子から立ち上がった時、ソファーの上に大きな物体を発見
まさしくそれは馨
寝ていました
人の家で帰宅するのも忘れて眠っているのだから、それなりにお疲れなのだろう
もう終電の時間も終わっている
この場合、本来なら叩き出すのが筋なのだけれども・・・寝ているだけなら害はないようだからそのまま放置
一応、今日の業務が終わった私はシャワーを浴びにバスルームへ
今日もそこそこの儲けがあったので、それなりに機嫌が良い
無意識に鼻歌を歌っていた
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