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「大好きな人に見られるととても照れる」
意を決して、やっと言えた言葉
清水の舞台から飛び降りた気分だ
その言葉を耳にした馨
ーーー固まっています
っていうか、お前が意図的に私に言わせたのに
きっと、馨は私がこう言うのを想定しているはずなのに、どうして反応しないの？
動いてよ
何か言ってよ
彼を急かす気持ちはあるけれど、どう反応して良いかわからない
恋愛をするのは初体験ではないのに
こんな場面だって、学生時代には何度か遭遇したのに
体験はあるはずなのに
なぜ今、こんなにドキドキしているのだろう
久しぶりだから？
お前は中二病かよ？
って、ツッコミを入れたいぐらい恥ずかしい
この沈黙・・・
「馨・・・」
この沈黙を破ったのは私
さすがに耐えきれなかって、返事を聞くのが怖かったから
なぜか馨の唇に私の唇を重ねてしまう
たぶん、彼の言葉を封じたかったのかもしれない
訳のわからない行動りだという事は、こんな状況だから理解はしているつもり
でも思い浮かばなかった
これ以外は
自分の思いを行動に表すには
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