第1章 デビュー

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そして別のプロダクション、" 羊のメエ " と契約を交わした。 ここは小さなプロダクションだが良心的だ。 さすがは羊だけのことはある。 そして今、ここに立つまでに至ったのである。 「アーズーミ!アーズーミ!」歓声は鳴り止まない。地下アイドルのトップになる為の第一歩だ。 「ありがとう~!」 アズミは、必殺手のひら返しで観客に応えた。 虎の穴よ。来るなら来い! どんな刺客が来ようとも、私は負けない。 今、ゴングは鳴ったばかりなのだから。
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