第3章 魅了する

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「さあ、それでは最後にバンジージャンプで、可憐なパフォーマンスを見せて頂きましょう!」 そして司会者はジャンプ台を指差した。 「うおおおー!」 会場はマックステンションだ。 10組20名のアイドルがジャンプ台に控えていた。 しかし、所詮は女の子。 誰もが皆んなびびっている。 「本当に飛ぶの?」 「これ、アイドルの仕事かな?」 「この高さ、ヤバくない?」などと、皆んなが互いをけん制し合っている。 しかし、今更後には引けず「きゃあー!」「あれー!」「お母さーん!」と次々にダイブして行った。 そして残る2組。 次は虎の穴の刺客、金色の帽子にコスチュームと艶やかなゴールデンマスクこと、マキ。 そして、白地に黄色い花柄刺繍がチャームポイントの黄色い小悪魔、イエローデビルことチアキだ。 「私達の飛び込み、特とご覧あれ!」 2人は綺麗な垂直飛び込みを披露した。 無駄のないプロポーションは伊達では無い。ぴょんぴょん跳ね上がる2人は、ファンに大きく手を振っていた。
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