双子の兄

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「……っあ、あっ、あああっん」  絹のように美しい白い肌が一気に紅潮し、跳ね上がり、湯しぶきが上がった。 「や、あっ」  白い手が檜の風呂の縁を掴み、白い躰が痙攣し突っ張り、再びバシャっとしぶきが上がった。 「ああ、あっ、もうやめて……っ、ああああっ」  広い浴場の中では、声も、水音も反響する。 「やめて? 嘘つくなよ」 「ほら、美夕身体はこんなに喜んでるんだ。 正直にならなきゃ」 「そんなこと……っ、あああ、ん」
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